射出成形金型.COMの製品改善・成形方法とその効果のポイント

2色成形による組み立て工程削減
上の写真のように、ペンとグリップ部分をそれぞれ成形した後、人による組立てを行う場合、人件費が発生し製品コストアップの要因となります。
また、仮に組立てを機械化することができたとしても、工程が多くなりコスト高となることに変わりはありません。
プラスチック製品の生産においては、こうした組立が伴う加工方法には改善の余地があります。
プラスチック射出成形では、材質の異なる2つの樹脂材料を同時に成形する2色成形という手法があります。
2色成形を採用することにより、上の写真のようにペンの本体とグリップ部を同時に成形することができます。
これにより、組立てにかかる人件費と工程削減による大幅なコストダウンを実現できます。