射出成形金型.COMの製品改善・成形方法とその効果のポイント

品質不具合検証のための可視化金型の開発

金型内部の様子が見えない状態
通常、プラスチック射出成形時の金型内部の様子を伺い知ることはできません。
ヒケ・ソリ・白化・ウェルドライン、シルバーストリークなど、射出成形の品質不具合は数多くあります。
こうした品質不具合のメカニズムを検証するために金型内の現象を確認したいというニーズがあります。
射出成形に関わる人が持つ好奇心です。この好奇心が、金型内を可視化する技術の取組みきっかけとなりました。
金型内部の様子が見える状態
モールドベースに特殊ガラスを埋め込む事でテスト的に内部の様子を可視化することが可能となります。
高速度カメラで撮影し、樹脂とガスの流動経路の仮説が正しい事が証明されました。
現段階ではガラス強度の関係で量産化は不可能ですが、上記のように不具合発生メカニズムの検証に使用することできます。